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インドシアニングリーン蛍光法による鏡視下センチネルリンパ節同定

掲載日:
講演会
講師 李 黎 明 先生(千歳科学技術大学 バイオ・マテリアル学科 教授)
日時 平成25年2月22日(金) 16:00~18:00
場所 電子科学研究所 1F セミナー室1-2
講演題目 インドシアニングリーン蛍光法による鏡視下センチネルリンパ節同定
講演要旨

早期胃癌の標準手術はリンパ転移の有無を問わず、腹部の切開手術で胃1/2以上切除する定型手術が適用されている現状にある。センチネルリンパ節(SLN)とは癌から最初にリンパ流をうけるリンパ節のことで、ここに最初の転移が生ずるという仮説理論である。SLNのインドシアニングリーン(ICG)蛍光法による診断法は胃癌、乳癌、結腸癌などの応用に注目されるが、市販の蛍光観察用カメラシステムは腹腔鏡手術に用いることができない。本研究では胃癌SIN診断による機能温存胃切除術を実現するために、インドシアニングリーン(ICG)を用いた新しい近赤外線蛍光画像腹腔鏡システムの開発を行なっている。講演ではICG光物性評価及びICG蛍光法による鏡視下センチネルリンパ節同定法での動物実験を報告する。また、光線力学癌診断・治療などの関連研究も紹介する。

連絡先 分子光機能物性研究分野 太田 信廣 (内線9410)
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