掲載日:
講演会
開催日:
日時 | 2017年4月20日(木)16:30 – 18:00 |
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場所 | 電子科学研究所 中央キャンパス総合研究棟2号館 5F北側講義室(北12条西7丁目) |
講演者 |
後藤田 剛
(Takeshi Gotoda)
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所属等 |
北海道大学電子科学研究所
(Research Institute for Electronic Science, Hokkaido University)
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タイトル |
二次元Euler-Poincaré方程式の測度値解とエンストロフィー散逸の数学解析
(Anomalous enstrophy dissipation via measure valued solutions of the 2D Euler-Poincaré equations)
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概要 | 乱流現象はNavier-Stokes方程式の粘性ゼロ極限における解によって記述できると期待されている. 特に二次元において乱流状態を維持するにはその粘性極限で流体のエンストロフィーが散逸していることが重要であるとされている. しかし, 非粘性流体の運動を記述する二次元Euler方程式の解については, その渦度が一般には可解性が知られていないラドン測度のような空間に属さない限り散逸が起きないことが証明されており, このような散逸的弱解の構成には困難が伴う. 本研究ではEuler-Poincaré方程式と呼ばれる正則化Euler方程式を利用した散逸的弱解の構成に取り組んでいる. 本セミナーでは二次元Euler-Poincaré方程式のラドン測度空間での時間大域的可解性を解説し, 特に二次元Euler-α方程式の点渦解に注目したエンストロフィー散逸解の構成についてお話する予定である. |
主催 | 附属社会創造数学研究センター |
連絡先 |
北海道大学電子科学研究所 附属社会創造数学研究センター 人間数理研究分野 長山 雅晴 内線: 3357 nagayama@es.hokudai.ac.jp |
その他 | 北大MMCセミナー |