"What does he do?"

雲林院宏教授はナノマテリアルズ（nanomaterials）およびナノスコピー（nanoscopy）の見地から分子を観察し自在に操る方法を研究しています。このプロジェクトは雲林院教授が2015年北海道大学に着任してから始まりました。また、ベルギーではルーヴァン大学化学科に籍を置く光化学＆分光法研究室(Laboratory for Photochemistry & Spectroscopy)の研究チームを率いるリサーチプロフェッサーとして活躍しています。

教授の研究チームは光化学と光物理学の分野におけるプラズモニクスの原理から応用にわたる研究を通して、プラズモン導波、単一分子研究、プラズモン増強光触媒、プラズモン導波路に基づく薬・遺伝子輸送システムの開発を手掛けています。

2011年にはヨーロッパ・リサーチ・カウンシル(ERC: European Research Council)、2010年には、さきがけ（PRESTO research fellowship）を受賞しています。

＜略歴＞

大阪大学で学士号ならびに修士号を取得後、東北大学にて博士課程修了。その後、単身ヨーロッパに渡り、世界的に著名なサイエンティスト達と共に科学のイノベーションのために貢献し続け早や16年間が経つ。現在は日本とベルギーの研究者たちを率いて両国間を行き来しながら北海道大学とルーヴァン大学の両方で教鞭を執っている。

趣味は音楽。ギター。