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北海道大学中央キャンパス総合研究棟2号館4階205号室
研究概要RESEARDH
触角の多種感覚情報処理についての研究
昆虫の頭部についている一対の触角は、接触感覚、嗅覚、味覚、振動覚、温・湿度感覚を処理するマルチモーダル・センサーですが、これらの感覚情報が脳内でどう処理されているのかについては理解が進んでいません。我々は局所色素注入法、細胞内記録法を用いて、温・湿度情報が脳内の異なる領域において並行処理されることを明らかにしました（図１、２）。さらに、福岡大学・理学部・生物の横張文男教授らとの共同研究により、ミツバチとゴキブリの全嗅覚糸球体地図を作成しました。なお、細胞内記録・染色法により温･湿度情報を処理する二次ニューロンの形態と生理学的性質を昆虫で初めて明らかにした論文、アリの警報フェロモンを処理する二次ニューロンを同定した論文は同一分野の研究者による論文評価システム（Faculty
of 1000）の中で優れた論文として推薦されています。
図１．ゴキブリ触覚葉内の、冷受容(DC1)、温受容(DC2)、乾受容(DC3)糸球体
図２．乾受容糸球体(DC3)から出力する投射ニューロンの樹状突起
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図１．ゴキブリ触覚葉内の、冷受容(DC1)、温受容(DC2)、乾受容(DC3)糸球体
図２．乾受容糸球体(DC3)から出力する投射ニューロンの樹状突起
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