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教育

学生の皆様へ

電子科学研究所で最先端の研究をしてみませんか?

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電子科学研究所は、1943年に超短波研究所としてスタートした北大の中でも最も歴史のある研究所のひとつです。1948年に超短波研究所から応用電気研究所へ、さらに1993年より電子科学研究所と名称変更して現在に至っています。

学界・産業界の発展に寄与する「先端研究」の使命

電子科学研究所の第一の使命は、「電子技術の基盤となる電子科学の研究」を発展させることです。しかし、応用電気研究所の時代からの考え方で、より自由な発想や手法で電子科学の研究を推進しています。具体的には、物理学・化学を基礎とする従来の手法のみならず、例えば、生体の構造・機能の利用または模倣、最先端の量子フォトニクス、ナノテクノロジーの導入、さらには数理的解析の利用などの新しい手法を用いて研究を行っています。電子科学研究所には、現在17の研究室(研究分野)がありますが、そこに所属する教員のバックグラウンドは、物理、化学、生物、数学など多岐にわたっています。それぞれがその専門にとどまらず、研究所内の他の研究室や他大学の研究室と連携して研究を推進することで、先端的、学際分野において数多くの成果を挙げ、学界、産業界の発展に貢献してきています。

後進を育てる「教育」の使命

電子科学研究所の使命は、世界レベルの研究をすることだけではありません。そのような一流の研究を推し進めることを通じて、若い世代を育てていくこと、すなわち学生の「教育」がもうひとつの大きな使命です。そのために、電子科学研究所の全教員は、理学院、情報科学研究科、生命科学院、総合化学研究院、環境科学院のいずれかに講座を有し、学部学生や大学院生に対して講義を行うと同時に、研究室内で学生に対して研究指導を行っています。現在、約100名の学生が電子科学研究所に所属し、最先端研究を通じて各専門分野の知識と経験を身につけています。

最先端研究、分野を跨ぐ「全く新しい科学」に触れることができる、恵まれた教育の場

電子科学研究所は、将来、研究者(企業、大学、国立研究所を問わず)になろうと考えている学生にとって特に恵まれた教育の場であると言えます。その理由の第一は、研究に関して世界レベルで活躍している教員が多数所属している点です。最先端研究の一端をそのような研究者と共に担うことは、研究者になる過程において非常に重要です。また、電子科学研究所が保有する充実した研究設備も、経験できる研究の幅や深さを広げることに役立ちます。さらに、理工学領域の様々な研究分野の研究者が一箇所に集まって共同研究を行っているため、専門領域以外の研究に触れるチャンスが多く、その研究分野の境界から全く新しい科学が生まれる瞬間に立ち会うことも可能でしょう。

若い皆さんが、電子科学研究所と我々の研究に関心を持ち、近い将来ここで一緒に研究できることを楽しみにしています。

 

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