第3回スマート分子研究室講演会

• 講師：物質・材料研究機構光材料センター光波動制御グループ主任研究員（科学技術振興機構さきがけ研究員） 古海誓一先生
• 講演題目：「自己組織化による有機・高分子フォトニクスデバイスの創製」
• 日時：平成23年 1月21日（金）10:00 – 11:00
• 場所：電子研新棟１F 会議室

古海先生は、自己組織化する有機・高分子材料の加工、機能化をすることで次世代オプトエレクトロニクスへ寄与する研究を展開されています。最近では、ナノ周期構造を自発的に形成するコロイダル結晶やキラル液晶と発光性分子とを組み合わせることで高機能レーザー発振デバイスを構築できることを明らかにされています。今回の講演では、この領域の最先端の成果についてお話いただきます。多くの方々の参加と活発なディスカッションを期待します。

なお、古海先生は、電子科学研究所が参画している「物質・デバイス領域共同研究拠点」事業の共同研究の為に１月２０日、２１日の間来所されています。

• S. Furumi*, “Recent progress in chiral photonic band-gap liquid crystals for laser applications”,Chem.Rec.,10(6), 394–408 (2010).
• S. Furumi*and N. Tamaoki* , “Glass-forming cholesteric liquid crystal oligomers for new tunable solid-state laser”,Adv. Mater.22(8), 886–891 (2010).
• S. Furumi*, H. Fudouzi, H. T. Miyazaki and Y. Sakka,”Flexible polymer colloidal-crystal lasers with a lightemitting planar defect”,Adv. Mater.,19(16), 2067–2072 (2007).