掲載日:
講演会
日時 | 2015年4月15日(水) 16:30–18:00 ※通常と曜日が異なります |
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場所 | 電子科学研究所 中央キャンパス総合研究棟2号館 5F北側講義室(北12条西7丁目) |
講演者 | 関坂 歩幹 |
所属等 | 東北大学大学院理学研究科数学専攻 |
タイトル | 絶対スペクトルの位相的性質と進行波の安定性との関係 |
概要 |
絶対スペクトルは有界区間上の発展方程式の定数定常解あるいは空間周期的定常解の固有値問題に対して、B. Sandstede-A. Scheelが区間サイズを無限大としたときの固有値の挙動を調べるために導入した概念である。大雑把に言うと、絶対スペクトルはDirichletやNeumann境界条件を含む分離境界条件において、区間サイズを無限大としたときの固有値の集積点集合として特徴付けられる。本講演では、絶対スペクトルに固有値が集積することを簡単な例と共に位相的、幾何学的視点から説明する。さらに、反応拡散系の結合分岐によって発生した進行波解の安定性問題が、絶対スペクトルと密接な関わりを持つことを紹介する。 |
主催 | 附属社会創造数学センター |
連絡先 |
北海道大学電子科学研究所 附属社会創造数学研究センター 人間数理研究分野 長山 雅晴 内線: 3357 nagayama@es.hokudai.ac.jp |