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講演会
日時 | 2015年11月26日(木) 14:00–15:00 |
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場所 | 北海道大学電子科学研究所 1階セミナー室1-3 |
講演者 | 野崎隆行 氏 |
所属等 | 産業技術総合研究所 スピントロニクス研究センター |
タイトル | 電圧スピントロニクスの実現に向けて |
概要 |
スピントロニクスでは電子が有する電荷とスピンの2つの自由度を利用して新しい機能性を持つエレクトロニクスデバイスの創製を目指している。スピントロニクスデバイスの最たる特徴は磁石の性質に起因する情報不揮発性であり、待機電力ゼロの不揮発性固体磁気メモリなどの開発が進められている。一方で情報操作に必要となる磁化の方向や運動制御には大きな電流通電が必要であり、駆動電力低減の弊害となっている。この問題を抜本的に解決するためには電圧による新しいスピン制御法の開発が不可欠である。本講演では、超薄膜金属磁石における電圧磁気異方性制御を用いた新しいスピン制御に関する最近の進展と今後の課題に関して紹介する。 |
主催 | 電子科学研究所学術交流委員会 |
共催 | 応用物理学会北海道支部 |
連絡先 | 薄膜機能材料研究分野 太田裕道、片瀬貴義((内)9432) |