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1ナノメートル以下の領域にプラズモン共鳴によって局在した電磁場と分子との相互作用

掲載日:
講演会
開催日:
日時 7月14日 15:00 – (1時間程度)
場所 電子科学研究所 1階セミナー室1-3
講演者 伊藤民武 主任研究員
所属等 産業技術総合研究所 四国センター
タイトル 1ナノメートル以下の領域にプラズモン共鳴によって局在した電磁場と分子との相互作用
概要 プラズモンと光を共鳴させることで光を金属ナノ粒子近傍の数ナノメートル程度の領域に局在させることができる。金属ナノ粒子が2量体を形成すると更にその 間隙の1ナノメートル以下程度の領域に光が集められる。このような領域は非常に光子の密度が高くホットスポットと呼ばれる。このホットスポットの局在光を 利用して様々な研究が世界中で推し進められている。しかしながらホットスポットにおける光と分子との電磁相互作用はいくつかの点で従来の分光学的枠組みか ら逸脱している。従って新たな電磁相互作用の枠組みの創出が必要となる。最初にこの局在光の分子との電磁相互作用について、従来の分光学的枠組みを用いた 検証を行う。次にその枠組みの限界を示す。最後にその限界を超えた場合に生じる興味深い現象を表面増強ラマン散乱(Surface enhanced Raman Scattering: SERS)、表面増強蛍光(Surface enhanced fluorescence: SEF)、プラズモンと1分子との強結合、禁制遷移の許容化を例として解説する。
主催 北海道大学、電子科学研究所学術交流委員会
連絡先 北海道大学 電子科学研究所 光システム物理研究分野 笹木敬司、藤原英樹((内)9395)
備考等 本講演会は、H28年度物質・デバイス領域共同研究拠点事業によりご支援頂いています。
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