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第67回北大MMCセミナー

掲載日:
講演会
開催日:
日時 2017年5月11日(木) 16:30 – 18:00 
場所 電子科学研究所 中央キャンパス総合研究棟2号館 5F北側講義室(北12条西7丁目)
講演者
上坂 正晃
Masaaki Uesaka
所属等
北海道大学電子科学研究所
Research Institute for Electronic Science, Hokkaido University
タイトル
結晶内らせん転位のエネルギーの円周に値を取る離散系としての定式化
A formulation of the energy of screw dislocation in a crystal as the discrete system valued in circle
概要 転位とは金属結晶内における線状の結晶欠陥のことである.転位は金属の塑性変形の重要な要因であり,ミクロな結晶の転位がどのように金属のマクロな性質と関わっているのかについては,まだ問題も多い.こうした問題意識の中で,2016年に松谷茂樹氏(佐世保高専),濱田裕康氏(佐世保高専),佐伯修氏(九州大学),中川淳一氏(新日鐵住金)と講演者は,転位の中でもらせん転位と呼ばれる種類の転位について,その代数的構造を明らかにした.そして講演者はこの議論をモチベーションとして,らせん転位が持つエネルギーを,円周上に値をとるような離散粒子系の変分問題としてとらえるというモデルを現在考察している.この講演では,どのようにしてそういう発想に至ったのか,そしてこの離散エネルギーモデルの連続極限がどうなるのかについて,現在までに得られている結果を紹介する.
主催 附属社会創造数学研究センター
連絡先 北海道大学電子科学研究所 附属社会創造数学研究センター 人間数理研究分野
長山 雅晴
内線: 3357 nagayama@es.hokudai.ac.jp
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