掲載日:
講演会
開催日:
日時 | 2019年6月3日(火) 10:30 – 12:00 |
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場所 | 北海道大学 電子科学研究所(北キャンパス総合研究棟5号館)1階 会議室 |
講演者 | 山口良文 教授 |
所属等 | 北海道大学 低温科学研究所 冬眠代謝生理発達分野 |
講演題目 | 哺乳類の冬眠研究の可能性 |
要旨 |
冬眠は、食料の枯渇に見舞われる季節を、代謝を抑制した低体温状態となることで乗り切る、冬越しのための適応戦略です。恒温動物である哺乳類の中にも、シマリスやジリス、ヒグマ、ハムスターなどの冬眠する哺乳類と、ヒトやマウス、ラットなど、冬眠しない哺乳類がいます。冬眠しない哺乳類は低体温状態では心停止や臓器障害などが生じるため長期間の生存はできませんが、冬眠する哺乳類は、基礎体温セットポイントの変更、低体温耐性、貯蔵脂肪の効率的な燃焼機構、寝たきりに伴う筋萎縮への耐性、自律的な体重制御など、医学的側面から見ても興味深い性質を多々備えています。しかし、その制御機構はいまだに殆ど不明なままです。私たちは冬眠する哺乳類が有する様々な性質の分子基盤を明らかにしようと研究を進めています。 参考文献
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主催 | 電子 科学 研究所学術交流委員会、ニコンイメージングセンター |
共催 | 先端バイオイメージング支援プラットフォーム (ABiS) 、新学術領域「Resonance Bio」 |
連絡先 | 北海道大学 電子科学研究所 光細胞生理研究分野 榎木亮介(011-706-9367) |
備考 | 山口研究室HP |