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2024年3月5日（火）電子科学研究所にて西嶌一泰客員教授（日本海テレビジョン放送株式会社取締役社長）の講演会が開かれました。
西嶌客員教授は、読売新聞北海道支社長を務めていた2018年に読売新聞北海道支社と北海道大学の連携イベント「サイエンスレクチャー」を開講しました。過去に行われたサイエンスレクチャーでは、電子科学研究所の教員と研究員が講師として参加しています。
講演会では『だまされる』を防ぐ科学のちからをテーマに、2024年の元日を襲った能登半島地震で飛び交ったニセ情報や拡散の度合い等、多くの実例をもとに「3た理論」の危うさ、「雨ごい理論」のからくりを解説し、思い込みを強める確証バイアスや曖昧な観察による後付け解釈との結び付けを排除して科学的事実との整合性を考えることがポイントになると説明しました。
一般の科学の専門家ではない人が『だまされる』を防ぐためには、科学的なアプローチの仕方、科学的なものの考え方を身につけてウソやまやかしを見抜く力を培うことが重要であり、この考え方を自然に身につけるように導くには「科学リテラシー」が必要だと語りました。
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