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レポート
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2024年8月6日(火)石狩市の小中学生による電子科学研究所 機械工作室見学が行われました。北海道大学の名誉教授でつくる科学者グループ「サイエンスアイ」が主催するサイエンスツアーの一環として実施され、今回で15回目の開催となります。
「サイエンスアイ」では、2005年から地域の人たちや小学生から大学生の皆さんにサイエンスの楽しみ、奥深さ、大切さを実感してもらう活動を行っています。
約20名の参加者は、北海道大学理学研究院地球惑星科学部門(圦本研究室)の同位体顕微鏡見学に先だって電子科学研究所 機械工作室を訪れました。武井将志技術専門職員が、技術の専門家として研究や教育を支える技術職員の仕事について紹介しました。
北海道大学の技術職員が担当している仕事は、モノづくり以外にも研究林の維持管理や分析装置のオペレーター、実験動物の飼育管理、広報や安全管理など様々な種類があること、学生の良き先輩、研究者の良きパートナーとして研究や教育を支えるためには対話が重要で、サイエンスツアーのような地域や社会とのコミュニケーションも大切な仕事だと説明しました。 参加者からは、「マザーマシンからマザーマシンを作れる?」「超臨界流体生成装置は何に使うの?」などの質問があがりました。
技術職員の仕事紹介の後は、レーザー加工装置の前に集まり実際のモノづくりを見学しました。参加者たちは、加工中の匂いに驚いたり、のぞき込んで装置の動きを観察したり、写真を撮ったりと思い思いに「技術」を体験しました。